アーキテクチャカフェ棲家 第1回建築模型コンテスト
子どものための「ジャングルジムコンテスト」結果発表

アーキテクチャカフェ棲家 第一回建築模型コンテスト(ジャングルジムコンテスト)のたくさんのご応募ありがとうございました。全国から45点の応募の中から選考して選ばれた模型を建築に関する著名な先生による投票、および店舗にご来店いただきましたお客様からの投票、インスタでの投票を合計した点数から優秀賞1組優秀賞7組を発表させていただきます。最優秀賞のKUMONOSUを制作した、後藤 潤様・吉田奈津子様・渡邊雪乃様には、賞金30万円を優秀賞7組様には賞金10万円を贈呈させていただきます。
優勝作品:作品No45【KUMONOSU】総合得点286点

受賞者のコメント
記念すべき1回目のコンテストで、最優秀賞に選んでいただきありがとうございます。子どもたちがわくわくするジャングルジムにするために、幼少期の気持ちを思い出し設計に取り組みました。蜘蛛の巣は蜘蛛が居心地の良い場所を見つけて作る拠点であるという点に着目し、コロナ禍で遊び方の幅が狭まってしまった子どもたちが巣を張るように自分の拠点を築き、設置方法や遊び方を考え出すことができるジャングルジムを設計しました。(九州大学 後藤 潤様・吉田 奈津子様・渡邊 雪乃様より)

金箱先生のコメント
作品No.45【KUMONOSU】について
同じものを異なる使い方、ぶら下がることもでき、伏せた置き方にして登ることもできる、パーツを組み替えて、ブランコにすることもできるといったように、豊富なバリエーションが可能なことが評価できます。ロープと木の利用で素材が異なることにより、足の裏で味わう感触や受ける刺激も違い、遊具としても魅力です。
構造的には、テンション材を利用していること、遊具として動くということも、他の作品にはない特徴です。(東京工業大学特定教授 博士(工学) 構造設計一級建築士 金箱温春先生)
木村先生のコメント
どんな座り心地だろう、どんな景色だろう。
想像するとワクワクする作品。
クラフト感とスマートさを持ちあわせたこの模型は、その精度や配置に成熟したセンスを醸し出しています。
ポイントは構造的に合理的で美しい一つの形態を用意して、使い方や楽しみ方をユーザーに選択させるところ。見る人、使う人のクリエイティブな感覚を刺激しているようでとても興味深く感じました。
技術的な検証を行なって、実現化することを期待します。(大成建設株式会社 設計本部 設計企画部 部長(プロジェクト担当)一級建築士 木村慶太先生)
二位:作品No40【REGRESSION】
三位:作品No28【ねじれてつながる】
四位:作品No27【SUBAKO】
四位:作品No15【紡ぐ -life cycle jungle gym-】
六位:作品No10【無題】
七位:作品No7【子供の棲家】
八位:作品No4【WA】